概要
業務用かつお節メーカーである株式会社フタバでは、財務会計システム、基幹業務システムなどのサーバーを仮想化すると共に、3 台の Hyper-V マルチノード クラスターにより、クライアント PC も Virtual Desktop Infrastructure (VDI) 方式で仮想化しました。仮想環境はクラスタリングと遠隔地へのリア ルタイム ミラーリングで災害時などの事業継続計画 (BCP) 対策を行いました。さらに、 クライアント側は Direct Access を使って、社内リソースにセキュアに アクセスできるようになっています。これによって、課題であった BCP 対策と併せて、 システム管理者のサーバーとクライアント管理の業務負荷の軽減が実現しました。
【お客様】
導入製品とサービス Microsoft Virtual Desktop Infrastructure (VDI)及び、 Microsoft Hyper-V、Direct Access
業 界：製造業
組織の規模： 139名（2018年3月31日現在）
国：日本
【導入前の課題】
●各拠点のサーバーを Hyper-V で仮想化して本社に集約し管理負荷を軽減、同時に、事業継続計画 (BCP) 対策として仮想マシンを別拠点のサーバーにリアルタイムミラーリングすることで、本社が機能を失っても、ミラーリングされた基幹業務サーバーを起動して対応可能になるよう計画しました。そこで問題になったのが、社員が使っている 130 台余りのクラ イアント PC です。それまでは各拠点のサーバーにそれぞれアクセスしていましたが、本社サーバー、もしくは別拠点へのアクセスになるため、レスポンスが悪くなることが想定されたからです。
【採用後の解決】
● 基幹業務システムをはじめとするすべてのシステムの仮想化とクラスター構成、遠隔地サイトへのリアルタイム ミラーリングによっ て、 BCP対策にも対応したほか、クライアントPC の VDI化も実現しました。 データをクライアントPC 内に残さずにサーバー上に保管でき、クライアントPC が故障した場合でも、セットアップなどに時間を割く必要がないため、すぐに代替PCを用意できるな ど 、 ダウンタイムが大幅に低減され 、 ユーザーが自分の業務に支障をきたすこともなくなりました。
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